日本夢学会は、統合的な夢学を目指す有志に活躍と交流の場を提供し、夢学の重要性を広く発信する市民による学術団体です。
夢あるいは夢学に興味のある方なら、専門的な研究者でなくとも気軽にご参加いただけます。
夢学は、人間の心や意識に関わる学問分野であれば密接な関連性を示す極めて学際的な研究領域です。
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日本夢学会設立
WEBサイトオープン
会則(会員規約)更新
DI技法(集団を対象とした問題解決技法)更新
大高ゆうこ先生オンライン講座 更新
プライバシーポリシー更新
ごあいさつに会員からのメッセージ追加
小林敦代表逝去のお知らせ
Top最新情報追加。
講師:当学会特任上席理事 大高ゆうこ先生
10月より、ストリートアカデミー 内で、以下のリモート講座を月2回全10回の予定で開催します。ご関心おありの方は、ご予約ください(9/15まで早割中)
夢分析エキスパート養成・実践型基礎講座 クリックで、ストアカ に飛びます
https://www.street-academy.com/myclass/182162?sessiondetailid=14423211
*この講座は、「理論は後からついてくる」「自らを育てる」を、講座の柱とした、参加者自身の「寝ている時の夢」を読み解く、「実践形式」です。
夢を通して、自身の深層心理を深掘りするので、時として大変厳しい「気づき」に繋がることもあると思います。
自身と真摯に向き合う覚悟をお持ちの方を対象としています。
<こんな方が対象です>
・すでに対人支援職(カウンセラー、セラピスト、臨床心理士、公認心理士など)に就いていて、クライエントのためにスキルアップしたい方
・すでに対人支援職(カウンセラー、セラピスト、臨床心理士、公認心理士など)に就いているが、夢分析は学んでいないため、悪夢を提示されても対処ができない悩みをお持ちの方
・すでに対人支援職(カウンセラー、セラピスト、臨床心理士、公認心理士など)を開業しているが、同業者と差別化できないため収入に悩みをお持ちの方
・将来、対人支援職につきたい方
・深層心理カウンセリングに興味があって、真摯に学びたい方
・日本では未知のドリームカウンセリングを学んで、自分の夢分析や自己成長に役立てたい方
ご報告
この度、
当学会上席特任理事 大高ゆうこが
文部科学省 科学技術週間関連イベント
公益財団法人 中山隼雄科学技術文化財団
「ゆとりと活力のある社会に貢献する「夢のゲーム」アイディア」
https://www.nakayama-zaidan.or.jp/activity-sp_research-theme2024_close.html/
日本夢学会代表小林敦儀かねてより病気療養中の処、令和6年2月6日享年65歳にて逝去いたしました。
ここに生前のご厚誼に心より感謝し謹んでお知らせ申し上げます。
小林敦代表は、日本夢学会創設者であり、夢学の論理的分析は元より、
音楽プロデューサー・いじめ問題解決の提言など、多分野に亘って幅広く活動をしておりました。
また、厳しい闘病生活の最後まで、自身を客観的に見つめることを怠りませんでした。
小林会長の闘病の経緯につきましては、久美子夫人の記録をご参照ください。
※
小林会長の著作・考察・メディアは、当ホームページ各リンク先をご参照いただけると幸いです。
今後の日本夢学会につきましては、ただ今検討中であり、発表できる時期が参りましたら、当ホームページでお知らせ申し上げます。
令和6年5月
日本夢学会特任上席理事
大高ゆうこ
日本夢学会代表理事小林敦は、2024年2月6日大雪の明け方、自宅で息を引き取りました。65歳膵臓癌でした。 癌が発覚した昨年7月18日の翌日から「夢で癌と向き合う~インテグラル疾病学の試み~」(仮題)というタイトルで、彼は詳細な日記をつけていました。 そこには、毎日の夢の記録、夢の意味の自己解釈、それを癌の克服に活かす方法の模索、現実の出来事、闘病の様子、その日浮かんだ思索などが網羅されています。 これは、彼にしか書けない、癌とのまったく新しい向き合い方、その後に出会ったまったく新しい癌の治療法に関する経過記録で、夢で張られた「伏線」を現実の生活でひとつひとつ「回収」していく試みでした。 「今までの人生パターンが癌を作り出してきたなら、それをひとつひとつ逆転させてやろう」 それを「インテグラル疾病学」と呼び、自らをモルモットに、その理論を立証しようと、40万文字を書き残します。 この日記は「闘病記」の形式を借りた「自己探究」の記録であり、他人のシナリオの脇役であることをやめ、本来の人生をとり戻していく格闘の記録でもあります。 長年のパートナーとして、ともに歩んできた久美子より、この日記の抜粋を含めて、報告させていただきます。 昨年は学会設立のために奔走し、助成金申請のために、特任上席理事の大高ゆうこさんと共同で、論文の考察を仕上げ、秋のリトリート合宿準備に向けて、体力的にも気力的にも力を尽くす日々でした。 昨年の春頃から、お腹の左側に異物感と痛みがあり、地元の病院で精密検査を行い、7月に末期の膵臓癌と診断されました。8月に都内の病院でセカンドオピニオンを求め、抗癌剤治療から手術へ、その成功率は0.5%(200人に1人)、余命は3ヶ月~半年、抗癌剤治療がうまくいけば15カ月、3年生存は厳しい、5年生存はほぼゼロと宣告されます。膵臓癌の抗癌剤は特に副作用が強く、手足に副作用がでるとのことで、執筆に支障が出るかもしれない。本人は「抗癌剤の苦しみに耐えるということは僕のライフスタイルにはない。物を書くことが目的なんだから。」と述べていました。 とにかく、抗癌剤や手術という一般的な方法は、彼の癌に対してはあまりにも成功確率が低く、彼の生き方にも合わない。そのため、抗癌剤や手術も選ばず、部分だけではなく常に全体を見る「ホリスティック医学」に基づく治療を選び、自宅での療養をしていました。その後は、代替医療を受け、亡くなる直前まで遠方の施術所へ通い続けます。彼自身としては、この施術が肉体的に最も良い変化を感じていました。 (2023年7月20日 日記より) ○私自身のライフスタイルや価値観を考えるなら、治療効果より副作用で苦しむことで執筆ができなくなることが、何より私の残りの人生から創造性や生産性を奪うことになってしまう。自分に割り振られた人生の残り時間を、治療にだけ捧げるつもりは、私にはさらさらない。 ○「医療の現場においては、主役はあくまで患者。シナリオを書くのも患者。医者はこのドラマの脇役にすぎず、主役の意志をいかに尊重しサポートするかが役割」というのが、私の根本的な考え方だ。 (2023年8月2日 日記より) ○癌細胞も私の一部。理由があって、健康な細胞が癌化した。それを切除してしまうと、全体のバランスが崩れる。根本的な原因から目を背けることにもなる。私の今までの生き方、生活のパターンなどが、健康な細胞を癌化させた。癌は、一種の警告(アラーム)である。これは、それを改める最後のチャンス。今までのパターンをすべて洗い出して、それを逆転させるつもり。 今年に入ってからは、往診医に診ていただくことになり、彼の考え方をまとめた「癌が治る人の条件、悪い医者の特徴、末期癌を治す条件」をケアマネージャーの方から往診医の方に渡していただきました。 <私が考える末期ガンを治す条件>(2024年1月18日 日記より) ○一番重要なのは想像力、直感力、本能的なチカラ。 自分のカラダと対話するチカラ、右脳の働き、創造性、霊的なチカラ。 ○自分をみつめる(自己分析力)、己を深く知る。 ○自分の理解力・判断力に基づき、自分だけのオリジナルの治し方を考案する。 ○眠っているDNAにスイッチを入れる。 ○どんなことがあってもあきらめず、絶対自分で治すのだという強い信念をもつ。 ○毎日が人体実験だと覚悟する。 ○何事も人まかせにしない。 ○人の言うことを鵜呑みにせず、自分の体で確かめたことだけを信じる。 ○努力・努力・努力、奇跡が起きるとしたら、それは毎日のたゆまぬ努力の積み重ねの上にしか成立しないということを知っている。 (2024年1月23日 日記より) ・点滴は受けたくない、自分で努力して水分を摂ったり食べることをサボるから。 ・水1.5ℓは必ず摂る。食べられるものを食べる。ストレッチと簡単な筋トレを義務付ける。 ・自宅療養は自由。入院すると施術に行けない。自分で治す努力をしなくなって、医療任せになるから。 ・今まで積み上げてきた努力が水の泡になるから。今まで数々の危機的状況を自分のチカラで乗り越えてきた。自分の自然治癒力を信じている。だから入院したくない。入院は敗北だ。 (2023年8月2日 日記より) どんな運命が待ち受けていようとも、「他人に左右された人生だった」と思うようなものではなく、「自分の意思で、自分らしい人生を歩んだ」と思えるような道を選ぶだろう。 最期まで彼らしく生きた事、誇りに思います。 2024年5月 助川久美子